用語集

50音順 インデックス

A-Z

AWB(AirWayBill)
AWBは、荷送人(荷主)が航空会社(運送人)に提出する航空運送状です。輸送に必要な全ての情報が記載され、以下のような役割があります。①運送契約締結の証拠書類 ②貨物の受領書 ③運賃・料金などの請求書 ④保険の証明書(航空会社の荷主保険が付保された場合) ⑤税関申告の書類 ⑥会計処理用書類 ⑦航空会社に対する荷送人の指図書
B/L(Bill of Lading)
B/Lは、貨物の所有権等を書面化した有価証券で、船積みされた時に輸出地の船会社が交付します。重要な書類のひとつで以下のような役割があります。①貨物の受取証 ②運送の契約書 ③有価証券(裏書きによって転売が可能) ④貨物引取証
CFS(Container Freight Station:コンテナ・フレイト・ステーション)
CFSは、海上輸送の際にLCL貨物のコンテナ作業を行う場所です。輸出の際には輸出者から貨物を引き受け、それぞれの仕向地別にコンテナ内に収納し、輸入の際には貨物をコンテナから取り出し、輸入者に引き渡す作業が行われます。
CY(Container Yard:コンテナヤード)
コンテナヤードの略で、船会社に指定された港頭地区のこと。輸出入するコンテナの搬入・保管・荷捌き・荷役等を行う場所です。
D/O(Delivery Order:デリバリーオーダー)
D/Oは、船会社が貨物の引き渡しをCYオペレーター・CFSオペレーターに指示する荷渡し指図書のこと。B/Lの引き換えにD/Oが発行され、貨物の引き渡しが可能になります。
ISW(Import for Storage Warehouse)
ISWは、蔵出輸入許可のことで、保税蔵置場に長期蔵置した貨物を、関税・国内消費税を支払って国内に引き取る手続きです。
Jan code(Japan Article Number Code)
Jan codeは、日本で使われている商品コードで、バーコードとして表示されます。13桁または8桁で、自社製品に自由に割り振ることができ、作成する際は流通システム開発センターに申請します。
LCL貨物(Less than Container Load)
LCL貨物は、コンテナ一個に満たない小口貨物のこと。CFSで複数の荷主の貨物を混載して一本のコンテナに仕立てることから、CFS貨物とも呼ばれています。
OLT(Over Land Transport)
OLTは、保税陸上運送のこと。外国貨物のままで国内の指定保税地域間を運送することで、国内貨物との混同を避けるために、税関への申請および許可が必要です。
RE-MARK
貨物の入庫の時点で、数量の過不足や損傷があった場合に、船会社が入庫報告書等に記載すること。よく使われる用語としては、Broken(破損)・Over(数量超過)・Short(数量不足)・Wet(濡れ)などがあります。
Sea-NACCS(Sea-Nippon Automated Cargo Clearance System)
海上貨物通関情報処理システムのこと。輸入の際には船舶の入港から貨物の船卸・輸入申告・許可、引き取りまで、輸出の際は貨物の保税地域への搬入から輸出申告・許可、船積み、船舶の出航まで、海上貨物の一連の通関手続きとそれに関する民間業務をオンラインで一元的に処理することが可能です。
SKU(Stock Keeping Unit)
物流用語で、在庫管理を行う場合の単位。「アイテム」が商品の種類を指すことに対し、SKUは同じ商品でもパッケージやサイズ、値段の違いなど、「アイテム」より細かく分類されます。
WMS(Warehouse Management System)
入庫から出荷までの倉庫内物流の業務を効率化するための倉庫管理システムのこと。主な機能として入荷検品、入庫、出庫、出荷検品、在庫管理などがあり、ハンディ端末によるバーコードの読み取りなどにより、作業の効率や在庫管理をスピーディに行うことができます。
IC通関(Import for Consumption)
海外から到着した貨物を本船や保税地域から直接輸入申告し、輸入関税および国内消費税を支払って内国貨物にすること。